SURGERY

心臓の病気の1つ

心臓の筋肉というのは、主に3つの動脈で栄養されています。大動脈の付け根のところから、右冠状動脈それから左冠状動脈と2つの動脈が出ていて、左冠状動脈からすぐ2つに分かれます。一つは回旋枝で裏側に回りこんで、主に心臓の裏側に栄養しています。それから前下降枝で下のほうに下っていく動脈です。この3本の動脈のどれかが詰まると心筋梗塞という症状になります。 心臓の筋肉は1度ダメになると、基本的には細胞分裂しませんので早く処置をする事が大事なんですが、今はハリウッド症候群といいまして、多くの方が心筋梗塞の症状が出ているのに見落としてしまっている、処置が遅れるという問題が起きています。55歳未満の女性で心筋梗塞を起こした人を調べると、58パーセントが症状が出ているのに見逃していたという報告があります。

心臓の不調を感じた場合は、まずは検査をする事が大切です。検査の中で代表的なものとして、心臓エコーというものがあります。この検査によっていくつかの心臓の異常が簡単に見つけらるといいます。この検査では筋肉の状態や心臓の大きさ、動きが正しく動いているかなどがわかります。 またCT検査では冠動脈などの動脈硬化の程度がわかります。その他にも、心臓の検査は8項目あり、全て終了するのが約2時間程度かかります。また最近では、最新の検査で心臓突然死が(ほとんど)起こらないことを調べられる検査があります。この検査では通常の心電図検査よりも1000倍の感度の電極を使います。そして心拍数を上げて、心電図を測定します。このように工夫された検査をする事によって、ある変化が現れます。そもそも心電図は心臓の司令塔から電気刺激を伝わるのを記録したものです。心臓が収縮した状態から外側にゆるむ時の波形はT波と呼ばれています。このT波が心筋梗塞と深いかかわりがあります。